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2000年度公庫・年金融資制度の新内容が確定

第1回受付は4/20〜6/30

新築一戸建ての融資額がアップ

 公庫融資の改正法が国会で成立し、今年度の融資制度の改正点が確定した。併せて年金融資の改正内容も明らかになった。同時に公庫・年金の今年度第1回受付がともに4月20日(木)から6月30日(金)までと発表された。
 公庫の主な改正ポイントを見ると、まず新築一戸建ての融資額が引き上げられた。建売住宅については、住宅融資額が従来より100万円アップ。一戸建てを建てるときのマイホーム新築融資はこれまで木造と耐火・準耐火構造の融資額に差がつけられていたが、金額が大きい耐火・準耐火の融資額に一本化された。いずれも基準金利適用基準のうちの耐久性基準を満たすことが条件だ。
 返済期間も見直された。新築の木造一戸建てはこれまで25年返済が最長だったが、耐久性基準を満たすことを条件に構造を問わず35年返済まで組めるようになった。また、本人が80歳になるまでに返済を終えなければならないという制限が加えられたほか、これまで5年単位だった返済期間が1年単位で選べるようになった(最短は10年返済)。
 このほか、ゆとり返済と高耐久性木造住宅の割増融資は廃止。今年10月からは中古住宅融資が拡充される予定だ。また、つみたてくんについては、利用者向けの債券加算額の金利が基本融資と同じ金利になり、リフォームローンも債券加算の対象になるなどの改正が決まった。

175平米までの住宅なら年金が最低金利でOK

 年金は住宅床面積の区分が見直され、これまでの3区分から2区分に簡素化された。
125平米を超える広い住宅を買う人にとっては、金利が引き下げられることになる。
 準耐火構造などの返済期間は5年延長され耐火構造と同じ35年返済までとなった。なお、木造についてはこれまでと変わらず25年返済が最長だ。今年10月からは中古住宅の返済期間も見直され、築15年以内なら20年返済が可能となる予定。
 ほかに、ステップ返済やセカンドライフ住宅融資など4つの制度が廃止される。
 今回の公庫・年金の改正で、木造など新築一戸建ての融資条件はかなり改善された。

公庫融資の主な改正ポイント

●新築一戸建ての融資額を引き上げ
(1)耐久性基準を満たした建売住宅の住宅融資額を100万円アップ
(2)耐久性基準を満たした一戸建てを建てるときの基本融資額を「耐火・準耐火」の額に一本化

●返済期間の見直し
(1)耐久性基準を満たした新築一戸建てについては住宅の構造にかかわらず返済期間を35年に一本化
(2)完済時年齢の上限を80歳とする
(3)返済期間を1年単位で選べるようにする

●各種制度の廃止
(1)ゆとり返済を廃止する
(2)高耐久性木造住宅の割増融資を廃止する

●中古住宅融資の拡充(2000年10月1日より予定)
(1)一定の良質な中古住宅について、融資額と返済期間を新築住宅並みにする
  (例:東京圏で70平米の中古マンションの場合)
(2)中古住宅の購入と併せて一定の良質な住宅へのリフォームをする場合、リフォーム後の状態で融資条件を決定し、リフォーム融資の返済期間を中古住宅の返済期間まで延長

●つみたてくんの拡充
(1)債券加算額の金利を基本融資と同じ金利にする
(2)リフォームローンを債券加算の対象に追加
(3)倍率優遇と3年積立コースを廃止
(4)つみたてくんを活用してマンションの修繕積立金を公庫で積み立てる制度を創設する

年金住宅融資の改正ポイント

●住宅床面積区分の見直し



●返済期間の見直し(準耐火構造・認定準耐火構造・高耐久性木造)



●各種制度の廃止
・ステップ返済を廃止
・セカンドライフ住宅融資を廃止
・二世帯住宅の割増融資を廃止
・面積割増を廃止


住宅情報抜粋

2000-04-20.THU

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